熊本店
ブログ *担当者Kがめがねに関することを好きに書いてますφ( ̄ー ̄ )
アニメにおけるめがね表現の金字塔
2025-09-08
ブログ
アニメーションにはメガネを掛けた様々なキャラクターが登場します。それらの作品の多くはただ単にフレームが描かれているだけか、せいぜいレンズをキランと反射(□Д□✧させる演出がある程度です。 しかしながら どえらいレベルでアニメーションにおけるメガネ表現を追求している作品があります。それは宮崎駿監督の「風立ちぬ」(2013年)です。当ブログ担当者Kのスタジオジブリで一番好きな映画であり、唯一ソフトを持っているジブリ作品でもあります。
映画の冒頭主人公二郎の見る夢の中で、二郎(メガネを掛けていない)が自作の飛行機に乗り敵の飛行船に遭遇。空中戦に備えゴーグルを装着するが、景色が歪んで見えてしまうので止む無くゴーグルを外すとメガネ顔の二郎に変身して、途端に乗っていた飛行機がバラバラになりそのまま地面に落下していくというシーンがあります。つまり主人公の二郎は飛行機のパイロットに憧れているものの、視力が悪いためその道が閉ざされているという事が示唆されます。それに続くシーンも目覚めた二郎に見えている光景(電球や蚊帳がボンヤリしてピントが合っていない)から、枕元のメガネを掛けてようやくハッキリ見えるという表現や、夜中に寝床を抜け出して屋根の上にいる二郎。後をついてきた妹に「遠くの星を見ていると目が良くなるのです」と答えたものの、流れ星が見えると言ってはしゃぐ妹とは対照的にぼんやりと滲んだ星しか見えない二郎という場面があります。Blu-ray特典に入っているアフレコ用台本のト書きにも“妹、視力2.0”とか“二郎の見た目(ぶれていて乱視も入っている)”との記載があり、単にメガネを掛けた登場人物でなく、“視力が悪いためメガネを掛けた人物”としてきちんと描いていることが、他作品のメガネ表現と一線を画している要因だと思います。
ここが凄いメガネ表現6〈掛け外しの動作や外した後も表現〉
起床して枕元のメガネを掛ける、顔を洗うためメガネを外す、メガネを外してうたた寝する、就寝時は枕元に置くなど、メガネ使用者の当たり前もしっかり描く
他にも二郎の子供時代(写真2)と成人後(写真1)ではメガネのサイズ感が明らかに違いますが、当時メガネは貴重な品であったため長く使い続けるものであり、成長に伴って相対的に顔とのバランスが変わったであろうと推測させる事や黒川さん(写真3と5)のメガネはレンズの色味だけで二郎より度が強そうだとか、強度近視だからサイズの小さいメガネを選んだのであろうとか作品内のメガネに関して色々と妄想が膨らみます。また時代背景から作中のメガネは間違いなく鯖江のメガネであろうと想像できるのも楽しいですね。実際、公開当時ジブリ美術館で販売されていた“二郎のレプリカメガネ”は、“丹羽雅彦”や“HAND MADE ITEM”などで当店もお世話になっているNOVA様が製造していました。











