熊本店
ブログ *担当者Kがめがねに関することを好きに書いてますφ( ̄ー ̄ )
めがねの知恵袋
2025-10-08
ブログ
ヤフー知恵袋はご存じですか?「質問したい人」と「回答したい人」を結び付け、みんなの疑問をみんなで解決するインターネット上のQ&Aサービスです。当ブログ担当者Kも〈お客様はこんなことに疑問を感じるんだ⁉〉と思いもよらない気付きを得るために時々チェックしています。
今回はそんなヤフー知恵袋に寄せられたメガネに関する過去の質問から、主に視力や度数に関する質問をセレクトしてブログ担当者Kが回答者Kとして真摯にお答えしてみたいと思います。当ホームページをご覧いただいている皆様のちょっとした疑問が少しでも払拭出来れば幸いです。
メガネを作る際に視力測定とフレーム選びはどっちが先がいいですか?
メガネ屋さんの立場から言うと視力測定が先の方が良いです。
理由は視力が先に分かれば度数に基づいてより適切なアドバイスをさせて頂くことが出来るからです。しかしながらお客様の心理として「検査はしてもらったけど、気に入ったフレームがなければどうしよう」というお気持ちも十分承知しておりますのでフレームから選んでいただいても全然大丈夫ですよ。
眼科と眼鏡店ならどちらが正確な度数になりますか?
目のトラブルで通院中や病気の心配があるのなら眼科をお勧めしますが、それ以外なら一概に言えないというのが答えです。眼科でいう“メガネ合わせ”は視力測定をして度数を決定する行為のみを指しますが、眼鏡店では①視力測定をし度数を決定したうえで、②度数に合った最適なレンズの説明とフレームの提案、③レンズの傾斜角度や目とレンズの距離の調整など光学的に基づいたフレームのフィッティングまでがワンセットです。もちろん①を眼科で②と③を信頼できる眼鏡店でというのも有りですが、①の視力測定で大切なのは何が見づらくてお困りなのか、どのような見え方(しっかり見えたい、疲れにくいようしたい等)を希望するのかを検査担当者とコンセンサスを取ることです。
近眼の53歳です。数年前から手元を見るときはメガネを外すようになったのですが、これって老眼でしょうか?
近視のメガネを外せば見えるから老眼ではないと思われるお客様もいらっしゃいますが、外さなければ見えないので老眼と申し上げていいと思います。おそらくデスクワークのみならず、スマホ、値札、爪切り、腕時計…と近くを見ることに様々なストレスが生じているのではとご推察いたします。遠近両用にすることで生活における利便性を実感していただけるでしょう。但し遠近両用には慣れるまで多少お時間が掛かる場合があります。また近視系老眼の方は遠近両用の老眼部とメガネを外して裸眼で見るのなら裸眼の方が見やすく感じることがございます。だったら遠近じゃなくて良いのではと考えるのは早計で、近くを見る度にいちいちメガネを外したりするよりも遠近両用で自然に手元が見える方がスマートだと思いませんか?
度が強くてメガネを掛けると目が小さく見えます。超薄型のレンズにすれば小さく見えないですか?
近視度数の強い方には切実なお悩みですよね。超薄型レンズにすれば小さく見えないか?答えは否です。
そもそも近視度が強いと①目が小さく見える、②横から見た時にレンズの厚みが目立つ、③頬の輪郭が歪んで見えるという3つの難点がございます。その中の②に関しては超薄型レンズにすることでレンズの厚みが軽減できる効果がありますが、目が小さく見えることは超薄型レンズにしただけでは改善は期待できませんのでフレーム選びが重要になってきます。
同じ大きさの円でも小さく囲まれている方が大きく見える…これをデルブーフの錯視(下図)と言いますが、目を小さく見せにくくするにはこの錯視を利用します。つまり目の周りを小さく囲むレンズサイズの小さいフレームが目を小さく見せにくいメガネと言えます。またフレームカラーも黒などハッキリしたものの方が枠線を強調してより効果的です。また小さいと②の厚みと③の歪みもより改善できるので、近視度数の強い方には、小さ目のフルリムフレーム(厚みをより隠せるプラスチックフレームがベター)がお勧めです。
我が家では食卓にこの錯視を利用していて、食材を小さい皿に乗せることでお魚やお肉を大きく見せるようしています(泣)



