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熊本店

ブログ *担当者Kがめがねに関することを好きに書いてますφ( ̄ー ̄ )

めがねで宇宙に行ける、質問?

2026-04-08
ブログ
大ヒット中の映画『プロジェクトヘイルメアリー』を観てまいりました。数年前に読んだ原作本も超面白い小説でしたが、期待を上回る超絶面白い映画に仕上がっておりました。今回のブログタイトルは劇中に出てくるあるキャラクターの口調をオマージュしています(観た人には分かる)
主人公を演じるライアン・ゴズリングはミッションスペシャリストの宇宙飛行士という役どころもあり、劇中では知的なリムレスメガネを装着しているシーンが多いのですが、過去に観た映画を思い返してみても「2001年宇宙の旅」「宇宙からの脱出」「カプリコン1」「ライトスタッフ」「スペースキャンプ」「アルマゲドン」「スペースカウボーイ」「アポロ13」「ゼログラビティ」「オデッセイ」「ファーストマン」「インターステラー」…全て劇中にNASAの宇宙飛行士が登場する映画ですが、メガネを掛けた飛行士が出てくる作品は皆無です。(当ブログ担当者Kが知る限りでは「2001年宇宙の旅」の続編「2010年」でロイ・シャイダーが宇宙船内で資料に目を通すワンシーンだけ老眼鏡を掛けたのが唯一の宇宙メガネ)なので今回の〈メガネの人が宇宙にいる〉というのは絵的にとても新鮮に感じました。現実の宇宙飛行士にも視力矯正が必要な人もいますし、メガネ飛行士の映画がこれまで無かったのが不思議なぐらいです。
それでは実際に宇宙飛行士の方が使用しているメガネは、何か宇宙用に特殊な加工がしてあるのでしょうか?当ブログ担当者Kもジェット機や自衛隊の戦闘機パイロットの方のメガネは担当したことがありますが、流石に宇宙飛行士のメガネは担当したことがありません。そこでJAXAのHPで調べてみたところ現在JAXAには6名の宇宙飛行士が在籍しており、そのうちの由井亀美也飛行士と金井宣茂飛行士がメガネ使用者のようです。特に由井飛行士はJAXAのYouTubeチャンネルにてISS(国際宇宙ステーション)の船内からの動画でご自身のメガネを披露して、地上で使っているものをそのまま持ってきただけだが、頭から外れにくくするようにスポーツバンドを付けていて更にそのバンドがメガネから外れないようテープで固定していると仰っていました。またメインのメガネとは別に低重力の影響で一時的に視力が変化した時用の予備のメガネも持参したとの事でした。 地上では下半身に溜まる体内の血液/体液が、ISSのような低重力下だと全身に分散することにより 頭の方に流れ込んだ血液/体液で眼球が押され変形することにより眼軸が縮まり遠視傾向に度数が強まるからだそうです。由井飛行士本人は予備メガネは結局使用しなかったとのことですが、そのお話はメガネ屋さんとしては大変勉強になりました!
いつか宇宙飛行士の方のメガネを担当するチャンスに恵まれましたなら、通常用と低重力用の2本のメガネを提案したいと思います!