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熊本店

ブログ 熊本店の*担当者Kがめがねに関することを好きに書いてますφ( ̄ー ̄ )

魯山人のめがね

2026-04-18
ブログ
北大路魯山人・・陶芸、書道、絵画などの芸術家として、また「美味しんぼ」の海原雄山のモデルとなった美食家としても現代に名を遺す人物です。先月よりNHKで「魯山人のかまど」という晩年の北大路魯山人が、吉田茂やイサム・ノグチなど各界の名士を食でもてなすドラマを放送しています。第3話ではロックフェラー役であの「ミッションインポッシブル」のサイモン・ペッグが出てくるという驚きのキャスティングのドラマです。藤竜也さんが演じる魯山人も雰囲気がよく似ており、なかなかの再現度で楽しませていただいております。ただ惜しむらくは着用しているメガネが、そのへんのプラスチック枠に見えて仕方ないことです。以前のブログでもNHKのドラマ「あんぱん」で北村匠さん演じるやなせたかしのメガネにも同じようなケチをつけましたが、やはり解像度が高いメガネ屋さんとしては気になるポイントではあります。まず第一にこの時代のエスタブリッシュメントであり、美や食やあらゆるものに己の美学を追求してきた魯山人が掛けるのは間違いなくべっ甲フレームであったであろうと容易に推測できるからです。
現代ではワシントン条約による輸出入の制約でとても希少な材質となったべっ甲ですが、この時代にはメガネフレーム用の高級素材として普通に流通しておりました。べっ甲はタイマイというウミガメの甲羅を原料とし、その色味によって白甲、オレンジ甲、トロ甲、黒甲と種類分けされ、白や黄色で透明度のあるものがより高級とされ、黒っぽい色になるほど価値が低いと言われます。なかでも上の写真で魯山人(本人)が掛けているのは黄色に茶のコントラストが特徴の“バラフ”と呼ばれるランクの高いべっ甲です。カラー写真が無い時代の人なので魯山人の写真はモノクロしか残っていないのですが、それでも安っぽいプラスチックフレームとは一線を画していると思いませんか?

ところで北大路魯山人と言えば納豆を連想するのは当ブログ担当者Kだけでしょうか?魯山人の「納豆は424回かき混ぜると旨味成分が引き出されて最も美味しくなる」という説があり、しばらくはきっちり424回かき混ぜることをライフワークにしていた時期もありました。(流石に今はやってませんがそれでも100回くらいはかき混ぜてます)