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熊本店

熊本店ブログ

アノ人のアノめがねも鯖江製

2024-07-10
カテゴリ:熊本店
ブログ
その名もズバリ「鯖江の眼鏡」という本があります。
これ一冊で鯖江がメガネの産地となったルーツや、究極の掛け心地の秘密、300にもわたる製造工程の解説など鯖江の眼鏡のことが全て分かる福井県眼鏡協会が出している公式ガイドブックです。

鯖江の眼鏡の創始者、増永五左衛門氏が昭和天皇に眼鏡を献上した話は有名ですが、実はあの人のメガネもMADE IN SABAEなんです。
あの人とは・・・
ご存じケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダース(像)です。
この本の中にも“彼が掛けている眼鏡は長い間鯖江で製造されていた”との記載があります。過去形なのはコストの問題か現在は中国製のものに変更されているそうです。

1985年に阪神タイガースが優勝した際、熱狂したファンがカーネル像を胴上げして、道頓堀川に投げ込んでしまいその後長きにわたりタイガースが低迷した、いわゆる「カーネルの呪い」は広く知られておりますが24年後の2009年に川底の清掃作業で変わり果てた姿のカーネル像が発見されました。見つかったカーネル像はメガネも外れて無くなっていたそうですが、福井県眼鏡協会は生還を果たしたカーネル像に新しいメガネを提供したそうです。
その後カーネル像はイベント展示などの余生を送っていたそうですが、今年2024年に人形供養という名の廃棄処分をされてしまいました。個人的には大阪の文化遺産として甲子園球場に残せば良かったのにと思います。

ちなみにカーネル像のあのメガネ、+2.50Dの度付きなのはご存じでしょうか。西洋人に多い遠視眼なのですかね~